デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浪岡鯨児」の解説 浪岡鯨児 なみおか-げいじ ?-1780 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)作者。寛延4年大坂の豊竹座の「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」に作者のひとりとして名前をつらねる。時代物を得意としたが,合作がおおい。「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」が有名。雑俳点者としても知られる。安永9年10月20日死去。前名は浪岡橘平。別名に並木鯨児,浪岡蟹蔵。号は黒蔵主(こくぞうす)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の浪岡鯨児の言及 【一谷嫩軍記】より …1751年(宝暦1)12月大坂豊竹座初演。並木宗輔,浅田一鳥,浪岡鯨児,並木正三らの合作。宗輔が三段目までを書き,没後に浅田らが完成したと伝えられる。… 【倭仮名在原系図】より …5段。浅田一鳥,浪岡鯨児,並木素柳らの合作。1752年(宝暦2)12月大坂豊竹座初演。… ※「浪岡鯨児」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by