浮葉植物(読み)ふようしょくぶつ(英語表記)floating-leaved plant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

浮葉植物
ふようしょくぶつ
floating-leaved plant

水生植物を4つに分けたときの一つで,比較的浅い水中にあり,根は水底の土の中に生じ,葉は水面に浮んでいるような植物。なかには水中葉をもあわせてもつものがある。たとえばヒツジグサヒルムシロオニバスヒシなどがある。形態的には葉の上面のみに気孔が分布しているような特徴がある。浮葉植物が群落をつくると,光線が水中に到達しにくくなるので,沈水植物は影をひそめてしまう。

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デジタル大辞泉の解説

ふよう‐しょくぶつ〔フエフ‐〕【浮葉植物】

水生植物の一。葉が水面に浮かび、根は水底の土中に固着しているもの。浅い池・沼・川・湖などに生育し、水面葉と形の異なる水中葉をもつものもある。ヒシヒツジグサなど。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ふよう‐しょくぶつ フエフ‥【浮葉植物】

〘名〙 葉は水面に浮かび根は水底の土中に固着している植物。比較的浅い池・沼・川・湖などに生育する。ヒシ・ヒツジグサ・コウホネ・オモダカなど。浮葉と形の異なる水中葉をもつものも多い。

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世界大百科事典内の浮葉植物の言及

【湖沼】より

…この湖沼生態系では,湖の中における生物の生活場所の特性と生物構成から,沿岸帯,沖帯,深底帯の三つの生態区分に分けられる。 沿岸帯は湖岸に沿った大型植物が生育している水深の浅い区域で,波打ちぎわから湖心に向かい抽水植物,浮葉植物(スイレン,ヒシのように葉を水面に浮かべる水草),沈水植物が順に帯状に分布している。抽水植物の繁茂する所はシルトや粘土,植物遺体が堆積しやすく,餌となる小型の藻類や有機物の量が多い。…

【水草】より

…水生植物のことで〈みずくさ〉ともいう。植物体全体が水中にあり,根が水底についているクロモ,エビモなどの沈水植物と,ジュンサイ,ヒルムシロなどの水面に浮かぶ葉をもつ浮葉植物floating‐leaved plant,ガマ,ハスなどの葉や茎が水面上にでる抽水植物emergent plant(挺水植物ともいう),根が水底につかず,植物体全体が水面や水面下で浮遊するウキクサ,タヌキモなどの浮水植物floating plantからなる。淡水産の高等植物に限る場合と,アマモなどの海水産の高等植物や大型藻類まで含める場合がある。…

※「浮葉植物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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