浮葉(読み)ウキハ

デジタル大辞泉 「浮葉」の意味・読み・例文・類語

うき‐は【浮(き)葉】

水面に浮いている葉。特に、初夏ハス根茎から出た若葉 夏》堰守せきもり篝火あかき―かな/楸邨

ふ‐よう〔‐エフ〕【浮葉】

水生植物の葉のうち、水面に浮かんでいる葉。→水中葉水上葉

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精選版 日本国語大辞典 「浮葉」の意味・読み・例文・類語

うき‐は【浮葉】

  1. 〘 名詞 〙 水面に浮いている葉。特に、夏の初め、蓮の根茎から出た新葉をいう。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「花にさき実になりかかる世をすててうきはの露と我ぞけぬべき」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

ふ‐よう‥エフ【浮葉】

  1. 〘 名詞 〙 葉身が水面に浮いている浮生植物浮葉植物の葉。サンショウモ・ウキクサなどは前者、ヒツジグサ・コウホネ・ヒシなどは後者の例。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「浮葉」の意味・わかりやすい解説

浮葉
ふよう

葉身を水面に浮かべる葉。根が水の底の土中にある植物では長い葉柄をもって葉身を水面に浮かべるが(ハスなど)、サンショウモなどでは個体全体が浮いた状態となる。ハスなどの浮葉では、葉の水面に出ている上面気孔がある。サンショウモの沈水葉は根のように細長くなっており、浮葉と形が違うが、ともに葉に相当する器官である。クロモカナダモなどでは沈水葉だけで、浮葉をもたない。

[原 襄]

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動植物名よみかた辞典 普及版 「浮葉」の解説

浮葉 (ウキバ)

植物。スイレン科の抽水性多年草,園芸植物,薬用植物。ハスの別称

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