20世紀日本人名事典 「浮谷東次郎」の解説
浮谷 東次郎
ウキヤ トウジロウ
昭和期のレーシングドライバー
- 生年
- 昭和17(1942)年7月16日
- 没年
- 昭和40(1965)年8月21日
- 出生地
- 千葉県市川市
- 学歴〔年〕
- 日本大学中退
- 経歴
- 自動車好きの父親の影響で、7歳からオートバイや自動車の運転に親しむ。都立両国高校3年の昭和35年渡米、昼間働きながら夜間高校で学び、タイム&ライフ社勤務や大陸横断旅行を経験したのち、38年帰国。大学に入ったが翌年退学、トヨタ自動車のレーシングチームに入り、同年の日本GPにコロナでデビュー。40年5月鈴鹿で2種目制覇、7月船橋での全日本CCCレースでも2種目制覇するなど若手ドライバーの第一人者として活躍していたが、同年8月20日鈴鹿サーキットで練習中の事故により翌日死亡。47年中学3年の夏休みに市川〜大阪間往復1500キロをオートバイで走破した記録と中学時代の手記をまとめた「がむしゃら1500キロ」が出版された。他の著書に松田道雄編「俺様の宝石さ」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報