海峡スズ(海峡錫)(読み)かいきょうすず

世界大百科事典 第2版の解説

かいきょうすず【海峡スズ(海峡錫)】

マレー半島で産出するスズ総称。第2次大戦後,この言葉はあまり用いられなくなった。マレー半島は古くからスズの産地として有名であったが,19世紀に入り,イギリスでスズめっき(鍍金)をした鉄板(ブリキ板)の製造と,それを使用した缶詰工業が始まるとともにその重要性が増した。スズの生産は初め中国人資本家によって中国人労働者を使用して行われた。その技術は簡単で,労働集約的産業の典型であった。スズは主としてマレー半島西海岸で産出し,海峡植民地はその輸出港として重要であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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