海道下(読み)かいどうくだり

精選版 日本国語大辞典 「海道下」の意味・読み・例文・類語

かいどう‐くだり カイダウ‥【海道下】

[1] 〘名〙 京都から東海道を下って東国に行くこと。東(あずま)下り。〔高野本平家(13C前)〕
[2] 中世謡物(うたいもの)で、当時の曲舞(くせまい)音曲一つ。京都から東国へ下る道中景物を述べたもの。道行きの類。
五音(1434頃)下「海道下・西国下は、只琳阿作書として、南阿観世曲付(ふしづけ)也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android