精選版 日本国語大辞典 「海風前線」の意味・読み・例文・類語 かいふう‐ぜんせん【海風前線】 〘 名詞 〙 海風が前線性の構造をもつ場合をいう。高緯度地方では海風が内陸部に吹きこんでくるとき、その先端が前線性の構造をもつことが多く、海岸内陸部のある場所に海風が達すると風向きは急にかわり、気温は不連続的に下降する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海風前線」の意味・わかりやすい解説 海風前線かいふうぜんせんsea breeze front 日中,海から陸へ吹く風が陸風から海風に変わるときや,海風が陸地内部に侵入しているとき, 陸地内部の相対的に暖かい空気との境界に形成される局地前線。この前線の先端では風の収束が起こり,積雲が発生して, にわか雨が降ったり突風が吹いたり, 気温が急変したりすることがある。また近年は大気汚染との関連において研究が進み,夏に発生する光化学スモッグなどとの関係も調査されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by