消し止める(読み)ケシトメル

デジタル大辞泉 「消し止める」の意味・読み・例文・類語

けし‐と・める【消し止める】

[動マ下一][文]けしと・む[マ下二]
燃えひろがるのを防ぎ止める。「建物一部を焼いただけで―・めた」
うわさなどが広まるのを防ぐ。「デマを―・める」
[類語]消す消火する鎮火する揉み消す掻き消す吹き消す消える

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精選版 日本国語大辞典 「消し止める」の意味・読み・例文・類語

けし‐と・める【消止】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]けしと・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 火を消して、燃えひろがるのをくいとめる。
    1. [初出の実例]「出火之節早速被罷出、消留可被申候」(出典:徳川禁令考‐前集・第三・巻二九・享保二年(1717)一月一八日)
    2. 「煉瓦屋の消防法は、木製屋とは、大に所為を異にし、直に其燃焼せるを消留るを目的とす」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. うわさなどが他にひろがるのをくいとめる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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