鎮火(読み)チンカ

デジタル大辞泉 「鎮火」の意味・読み・例文・類語

ちん‐か〔‐クワ〕【鎮火】

[名](スル)火事が消えること。火事を消すこと。「延焼前に鎮火する」
[補説]消防では、火災勢いが弱まり延焼のおそれがなくなった状態を「鎮圧」、消火活動を終えた状態を「鎮火」という。
[類語]消える消す消し止める揉み消す掻き消す吹き消す火事火災火難出火失火炎上大火小火ぼや小火しょうか自火近火急火怪火不審祝融しゅくゆう回禄かいろく大火災大火事山火事火の海焼失焼亡焼尽丸焼け半焼け全焼半焼火元火の元類焼貰い火延焼飛び火引火猛火火の手下火消火火消し消防火事場焼け跡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鎮火」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しずめ ‥しづめ【鎮火】

〘名〙
① 火をしずめ消すこと。ちんか。
令義解(833)神祇「鎮火祭〈謂〈略〉為火灾。故曰鎮火〉」
② 「ひしずめ(鎮火)の祭」の略。〔年中行事秘抄(12C末)〕

ちん‐か ‥クヮ【鎮火】

〘名〙 火事が消えること。火事を消すこと。
※大田定吉宛か大田南畝書簡‐享和元年(1801)八月五日「本町四丁目どぶ池筋鍛冶屋火元にて御座候。物干より見候処唯一小路をへだて候へども風無之、五ツ時頃鎮火」

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