消去法(読み)しょうきょほう

精選版 日本国語大辞典 「消去法」の意味・読み・例文・類語

しょうきょ‐ほう セウキョハフ【消去法】

〘名〙
連立方程式のもっとも標準的な解法未知数を順次消去して最後に未知数一個を含む方程式を作り、その未知数の値を求め、逆にさかのぼって他の未知数の値を次々と求めていくもの。連立一次方程式の場合には、消去の方法により代入法加減法などとも呼ばれる。
② 一般に、複数物事の中からある条件に当てはまるものを探すとき、条件に当てはまらないものを次々に消してゆき、残ったものを答えとする方法。
黒いトランク(1956)〈鮎川哲也一二多く同期生のなかから、消去法によって順次チェックしていこうとしている」

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デジタル大辞泉 「消去法」の意味・読み・例文・類語

しょうきょ‐ほう〔セウキヨハフ〕【消去法】

連立方程式の標準的な解法。いくつかの未知数を順に消去していき、最後に未知数1個を含む方程式を導いて解く方法。さかのぼって他の未知数の解も得る。
複数の物事の中から何かを選び出す際に、条件に合わないものを除外していき、残ったものを採用する方法。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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