涙痕(読み)ルイコン

デジタル大辞泉 「涙痕」の意味・読み・例文・類語

るい‐こん【涙痕】

涙の流れたあと。
「知るべし―の未だ乾かざるを」〈織田訳・花柳春話

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精選版 日本国語大辞典 「涙痕」の意味・読み・例文・類語

るい‐こん【涙痕】

  1. 〘 名詞 〙 涙の流れたあと。涙のついたあと。
    1. [初出の実例]「送客何先点涙痕、応別後不一レ門」(出典菅家文草(900頃)一・花下餞諸同門出外吏)
    2. [その他の文献]〔李白‐怨情詩〕

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普及版 字通 「涙痕」の読み・字形・画数・意味

【涙痕】るいこん

涙にぬれたあと。唐・李白怨情〕詩 美人、珠く 深坐して蛾眉を顰(ひそ)む 但だ見る、痕の濕(うるほ)ふを 知らず、心に誰(たれ)をか恨むかを

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