日本歴史地名大系 「淡河川疎水・山田川疏水」の解説 淡河川疎水・山田川疏水おうごがわそすい・やまだがわそすい 兵庫県:加古郡稲美町淡河川疎水・山田川疏水稲美町を中心とした印南野(いなみの)台地の用水として明治期より開削された疏水。文政九年(一八二六)国岡新(くにおかしん)村福田嘉左衛門らは山田川疏水の掘削を企て、実地踏査や測量などを実施したが、水源・水路が他藩にあるため姫路藩に許可されなかった(大住文書)。地租改正条例により、明治一一年(一八七八)に定められた税額は野寺(のでら)村・草谷(くさだに)村・下草谷村・野谷新(のだにしん)村・印南新(いんなみしん)村・蛸草新(たこくさしん)村六ヵ村にとって藩政期の約三倍から五倍の重租となっていた(「蛸草新村外五ヵ村戸長役場資料」稲美町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by