深専寺(読み)じんせんじ

日本歴史地名大系 「深専寺」の解説

深専寺
じんせんじ

[現在地名]湯浅町湯浅 道町南

市街地のほぼ中央に広大な寺地がある。玉光山と号し、西山浄土宗。本尊阿弥陀如来。当寺の記録では行基の開基という。熊野参詣が盛んになると熊野街道要衝にあるため仮行在所に充てられたと伝える(湯浅町誌)。当初の寺号は不明だが、寛正三年(一四六二)赤松則村の曾孫明秀が、再興して深専寺と改称した。大永二年(一五二二)畠山尚順が湯河氏に急襲されて追われたのち、湯河氏家臣白樫氏が湯浅を支配するが、代々当寺に帰依し、石垣の築造仏像什宝寄進した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android