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湯浅町 ゆあさ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

湯浅〔町〕
ゆあさ

和歌山県西部,紀伊水道の湯浅湾にのぞむ町。 1896年町制。 1956年栖川村を編入。町名は古代の湯笠郷,中世の湯浅荘に由来。中心集落の湯浅は『延喜式』の「温笠 (ゆかさ) 駅」で,古くから熊野街道の宿場町,港町として発展。中世,湯浅氏の本拠地となり,湯浅氏が築いた山城の城跡がある。近世,廻船の寄港地となり,紀州藩の保護のもとに日本初の醤油の商品生産が開始され,廻船により各地へ出荷。千葉県銚子市の醤油業は湯浅から進出したもの。金山寺 (きんざんじ) みそでも知られる。紀国屋文左衛門の生誕地ともいわれ,彼の戒名のある勝楽寺には重要文化財の仏像がある。また施無畏 (せむい) 寺,その北方に史跡明恵 (みょうえ) 紀州遺跡卒都婆がある。ミカン栽培が盛ん。天然の良港に恵まれ,シラス,シラウオの漁獲がある。海岸一帯は西有田県立自然公園に属する。 JR紀勢本線,国道 42号線が通り,湯浅御坊道路のインターチェンジがある。面積 20.79km2。人口 1万2200(2015)。

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