事典 日本の地域遺産 「深川林地」の解説
深川林地
「北の造園遺産」指定の地域遺産〔第15号〕。
冬季の風雪害から鉄路を守るために、鉄道防雪林の造成が急がれた。1926(大正15)年国鉄名寄保線事務所に赴任した深川冬至は、泥炭地への樹林の育成という難事業に立ち向かい、様々な工夫を重ね見事な樹林を作る一大事業を成し遂げた。防雪林造成に心血を注いだ深川は過労によって1943(昭和18)年に48歳の生涯を閉じた。その功績を称えるため、この防雪林を「深川林地」と命名、同年鉄道記念林に指定された。2005(平成17)年に土木学会より選奨土木遺産として認定
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報