深川林地(読み)ふかがわりんち

事典 日本の地域遺産 「深川林地」の解説

深川林地

(北海道上川郡剣淵町)
北の造園遺産」指定の地域遺産〔第15号〕。
冬季の風雪害から鉄路を守るために、鉄道防雪林造成が急がれた。1926(大正15)年国鉄名寄保線事務所に赴任した深川冬至は、泥炭地への樹林の育成という難事業に立ち向かい、様々な工夫を重ね見事な樹林を作る一大事業を成し遂げた。防雪林造成に心血を注いだ深川は過労によって1943(昭和18)年に48歳の生涯を閉じた。その功績を称えるため、この防雪林を「深川林地」と命名、同年鉄道記念林に指定された。2005(平成17)年に土木学会より選奨土木遺産として認定

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む