精選版 日本国語大辞典 「混汞法」の意味・読み・例文・類語 こんこう‐ほう‥ハフ【混汞法】 〘 名詞 〙 水銀を用いた冶金法。金または銀の鉱石を粉末とし、水銀で処理してできた金または銀のアマルガムを加熱して水銀を除き金銀を抽出する法。アマルガム法。〔電気訳語集(1893)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「混汞法」の意味・わかりやすい解説 混汞法こんこうほうamalgamation; amalgam process アマルガムとして金を採取する方法。金鉱を粉砕し,銅板上に過剰に塗った水銀と混ぜて搗 (つ) くと,金はアマルガムとして水銀に吸収される。これをかき取って皮袋に入れ,圧搾して過剰の水銀を除き,アマルガムを加熱し水銀を蒸発させて金をとる。砂金地帯では流れをせきとめて池をつくり,この装置を搭載したドレッジャ (採金船) を浮べて金をとるが,日本では行われない。この方法は有史以前から知られ,エジプト,シナイ半島,ジンバブエなどで行われた形跡があるという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by