清の美術(読み)しんのびじゅつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清の美術」の意味・わかりやすい解説

清の美術
しんのびじゅつ

中国,清 (1616~1912) の美術は絵画,工芸において注目すべき発展をみせた。絵画は明末の呉派,南宗画の様式を継いだもので,画風は形式化した。清以前の画壇画院を中心に発展したのに対し,清では職業画家,非職業画家の対立がなくなった。このなかで揚州八怪金陵八家など個性的な画家も輩出。陶磁では景徳鎮窯が再建されて活発に制作が行われ,康煕・乾隆年間の官窯は多くの名品を生産した。乾隆ガラスと称される特殊なガラス器も制作されている。このほか玉器,染織にもみるべきものが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む