減圧融解(読み)げんあつゆうかい

最新 地学事典 「減圧融解」の解説

げんあつゆうかい
減圧融解

decompression melting

圧力の減少にともなって岩石が融解する現象。マントル対流の上昇流部分で岩石塊が断熱的に減圧する場合などに起こりうる(例えば,中央海嶺下でのプレート発散に伴う上昇流や,上昇するプルームの内部)。マントルの主要構成岩石であるかんらん岩は,岩石塊の断熱減圧膨張に伴う温度低下よりも,圧力の低下に伴う融点低下の方が大きく,深部では融点以下であった岩石塊が,上昇にともなって融点よりも高温となりうる。岩石塊を地表まで断熱減圧させたときの温度(ただし,仮想的に融解させずに膨張のみを考慮したときの温度)をマントルポテンシャル温度と呼び,岩石塊が保持する熱量指標として用いることがある。マントルポテンシャル温度が高いほど,より深部から断熱融解が開始しうる。

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参照項目:海嶺
参照項目:プルーム
参照項目:マントルポテンシャル温度

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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