減法混色(読み)ゲンポウコンショク

デジタル大辞泉 「減法混色」の意味・読み・例文・類語

げんぽう‐こんしょく〔ゲンパフ‐〕【減法混色】

色の三原色である青緑赤紫・黄を、それぞれの量を調節して混ぜ合わせること。青緑と黄を同量混合すると緑になるなど、さまざまな色合い顔料を作ることができる。減色混合。→シー‐エム‐ワイ‐ケー(CMYK)

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関連語 CMYK 三原色

百科事典マイペディア 「減法混色」の意味・わかりやすい解説

減法混色【げんぽうこんしょく】

色フィルターや絵具等特定の色光吸収する物質を重ね合わせ,吸収されずに残った光により別の色を得ること。カラーフィルム水彩画等に利用される。原色にはふつうシアン(スペクトルの赤部を吸収),マゼンタ(緑部を吸収),黄(青紫部を吸収)の3色を使う。→加法混色原色
→関連項目原色版多色印刷

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世界大百科事典(旧版)内の減法混色の言及

【色】より

…また(R),(G),(B)の三つの色を原刺激と名付けている。
[加法混色と減法混色]
 ここで原刺激を重ね合わせるということについて説明しておかなければならない。これは赤,緑,青の光を出す三つの別々のプロジェクターを使い,同じところに投影して白いスクリーンの上に光を文字どおり重ね合わせて混ぜることである。…

※「減法混色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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