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 いろ colour

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


いろ
colour

人間の眼に見える可視光は波長 380~780nmの範囲にある。光のエネルギーが狭い波長範囲に集中した単色光では,波長の長いほうから順に赤,橙,黄,黄緑,緑,青,紫の色感を与える。白色光ではあらゆる波長の光がほぼ一様に分布している。

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しき
rūpa

仏教用語。 (1) 五蘊のうちの色蘊。生成,変化する物質的存在の総称。 (2) 狭義には物的存在の諸属性のうちの「いろ」と「かたち」をさす。眼根の対象となるもので,色境,色処,色界をいう。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

いろ【色】

[名]

㋐光の波長の違い(色相)によって目の受ける種々の感じ。原色のほか、それらの中間色があり、また、明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)によっても異なって感じる。色彩。「が薄い」「暗い」「落ち着いた
㋑染料。絵の具。「を塗る」「がさめる」
㋒印刷・写真で、白・黒以外の色彩。「刷り」
人の肌の色。人の顔の色つや。「抜けるようにの白い人」

㋐表情としての顔色。「驚きのが見える」「不満がに出る」
㋑目つき。目の光。「目のを変えて怒りだす」

㋐それらしい態度・そぶり。「反省のが見られない」
㋑それらしく感じられる趣・気配。「秋のの感じられる昨今」「敗北のが濃い」
㋒愛想。「よい返事」
(「種」とも書く)種類。「とりどり」「三(み)選び出す」
華やかさ。華美。「大会にをそえる」
音・声などの響き。調子。「琴の音(ね)の」「声(こわ)

㋐情事。色事。「を好む」「に溺れる」
㋑女性の美しい容貌。「に迷う」
㋒情人。恋人。いい人。「をつくる」
古代・中世、位階によって定められた衣服の色。特に、禁色(きんじき)
「昔、公おぼして使う給ふ女の、―許されたるありけり」〈伊勢・六五〉
10 喪服のねずみ色。にび色。
「女房なども、かの御形見の―変へぬもあり」〈・幻〉
11 婚礼や葬式のとき上に着る白衣。
「葬礼に―を着て供して見せ」〈浄・博多小女郎
12 人情。情愛。
「東人(あづまうど)は…げには心の―なく、情おくれ」〈徒然・一四一〉
[形動ナリ]
女性の髪などがつややかで美しいさま。
「髪、―に、こまごまとうるはしう」〈・二〇〇〉
好色なさま。
「この宮の、いとさわがしきまで―におはしますなれば」〈・浮舟〉

しき【色】

仏語。
五蘊(ごうん)の一。五感によって認識される、物質や肉体。存在物。もの。
五境の一。目でとらえられるもの。色や形のあるもの。

しき【色/拭/織/職】[漢字項目]

〈色〉⇒しょく
〈拭〉⇒しょく
〈織〉⇒しょく
〈職〉⇒しょく

しょく【色】

[接尾]助数詞。色数(いろかず)を数えるのに用いる。「三かけ合わせ」「二四の色鉛筆」「三刷り」

しょく【色】[漢字項目]

[音]ショク(漢) シキ(呉) [訓]いろ
学習漢字]2年
〈ショク〉
いろ。「寒色原色染色着色配色白色発色変色
感情の現れた顔の様子。顔いろ。「顔色気色喜色愁色生色難色憂色令色
女性の美しい顔かたち。「国色才色容色
男女間の情欲。セックス。「漁色好色酒色男色(だんしょく・なんしょく)売色
ものの様子。おもむき。「異色古色秋色出色潤色遜色(そんしょく)特色敗色暮色国際色
〈シキ〉
いろ。「色感色彩色紙色素色調禁色(きんじき)金色(こんじき)彩色
顔いろ。「気色(けしき)
セックス。「色情色魔色欲
ものの様子。「景色(けしき)
形に現れた一切のもの。物質的存在。「色界色心色即是空(しきそくぜくう)
〈いろ〉「色糸色気毛色茶色音色(ねいろ)旗色
[名のり]しこ

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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百科事典マイペディアの解説

色【いろ】

光の波長に関するエネルギーの差によって質の差が認められる視覚を色覚といい,色覚を起こす光を色刺激というが,色とは色覚と色刺激の両方をさす。また,光源または物体の特性も表す(光源色,物体色)。
→関連項目NTSC方式原色

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

しき【色】

岐阜の日本酒。燗酒が好きだったという芸術家・池田満寿夫とともに商品企画された本醸造酒ラベルデザインも池田による。味わいは飲みあきしない辛口。原料米はひだほまれ。仕込み水飛騨山脈の伏流水。蔵元の「老田酒造店」は享保年間(1716~1736)創業。所在地は高山市清見町牧ヶ洞。

出典|講談社
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本事典は現在流通している、あるいは過去に存在した本格焼酎・泡盛の銘柄を集めたものです。限定品や終売品、蔵元の転廃業などで既になくなった銘柄も含まれていますのでご了承下さい。それぞれの情報は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

いろ【色 color】

私たちは物を見るときその形を知覚するが,黄だとか青だとか,あるいは赤だとかの色も同時に知覚する。このように色とは私たちの目が光に対して感ずる知覚の一つであると表現することができよう。光が目に入る,網膜の視細胞がこの光を吸収する,そして電気的反応が生じて大脳へ送られる,色を知覚する大脳の細胞が興奮する,そして色を感ずる。このようにいうこともできる。つまり色は目の働きによって生ずる。したがって当然のことながら目を閉じると色は見えない。

しき【色】

仏教用語で物質のこと。物質を表すのに仏教ではサンスクリット語ルーパrūpaという語を用いるが,この語は色と漢訳される。物質といっても現代でいう原子・分子からなる事物を意味するのではない。それは(1)同一空間に2者が共存できないもの(質礙(ぜつげ)),(2)変化して壊れてゆくもの(変壊(へんね)),(3)悩まされるもの(悩壊(のうえ))という三つの性質を備えたものとして次のようなものを色と考える。まず五蘊(ごうん)のなかの一つである色蘊の色とは,こころに対応する物質的なるものの総称であり,具体的には五根(眼,耳,鼻,舌,身の五つの感覚器官)と五境(色,声,香,味,触の五つの感覚対象)と無表色(戒体など具体的に知覚されない物質的なるもの)との11種がある。

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大辞林 第三版の解説

いろ【色】

[2] ( 名 )
光による視神経の刺激が脳の視覚中枢に伝えられて生ずる感覚。色相(色あい)・明度(明るさ)・彩度(あざやかさ)の三属性によって表される。また、特に白や黒を除いていう場合もある。色彩。 「海の-」 「明るい-」 「いい-に上がる」
物の表面に表れている、そのものの状態。
顔色。また、表情。 「 -に出る」 「 -をなす」 「 -を変えて怒る」
様子。情趣。 「 -を添える」 「秋の-が深まる」
(声などの)調子・響き。 「声こわ-」 「音-」
きざし。 「あせりの-が見える」 「敗戦の-が濃い」
心のやさしさ。情愛。 「心の-なく、情おくれ/徒然 141
容姿。姿。 「傍への-異なる人を御覧じても/太平記 18
男女の情愛に関する物事。
男女間の情事・恋愛。 「英雄-を好む」 「 -の道に通ずる」 「 -を売る」
情人。恋人。
遊女。
遊里。
特定の色彩に関するもの。
禁色きんじき。 「女の-許されたるありけり/伊勢 65
白色の喪服。 「葬礼に-を着て供して見せ/浄瑠璃・博多小女郎
種類。 「 -とりどり」 「目に見ゆる鳥けだ物、-をもきらはず殺し食へば/宇津保 俊蔭
( 形動ナリ )
(女性の髪などが)美しく艶つやのあるさま。 「御髪-にて/源氏 竹河
好色なさま。 「いと-なる御心ぐせにて/大鏡 師輔
風流なさま。 「 -なる御心には、をかしくおぼしなさる/源氏 総角

しき【色】

〘仏〙
五蘊ごうん・五位の一。物質的な存在。 ↔
目で見ることのできるもの、すなわち色いろと形。

しょく【色】

( 接尾 )
助数詞。いろの種類を数えるのに用いる。 「二-刷り」

出典|三省堂
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世界大百科事典内のの言及

【楽譜】より

…リズムの組合せは4種類あるが,その区別を示すシグヌムsignum(曲頭におかれる,今日の拍子記号に相当する記号)は付されないのが普通である。14世紀も末になると,複雑なシンコペーションや変則リズムを示す〈点〉(プンクトゥスpunctus)や着色した色符(コロルcolor)を多用した技巧的な作品が作られている。(3)14世紀イタリア記譜法 フランスの初期定量記譜法を基礎としているが,6通りの基本的なリズムを表示することができ,曲頭にはシグヌムが置かれてリズム型を示している。…

【色素】より

…一般に色素という定義は判然としていないが,通常はその物質に特有の色を呈し他の物体に色を与える物質を指す。固有の色をもつ物質であっても,色の濃さが著しく小さいものは色素とはいい難い。色素と総称されるものには,動物や植物より得られる天然色素(生体色素),天然物である鉱物をごく簡単な処理で加工した鉱物色素,無機の原料より化学的操作を経て着色を目的として造られた無機顔料,有機合成によって製造された有機工業色素が含まれる。…

【儀礼】より

…しかし,19世紀末以降の人文・社会科学,ことに民族学者・社会人類学者らによる調査と研究は,この言葉により深い意義と広がりとを与えた。すなわち,儀礼という行動様式は,ふだんの生活とは異なった時間と空間の中で行われ,さまざまな歌や踊り,色鮮やかな衣装や飾り物などを伴って,ある場合は荘厳な雰囲気を,またある場合は陽気な喧噪状態を作りだし,日常生活の中の言語や通常の技術的道具などでは表し伝ええない,社会の連帯といった価値や,結婚・死といった重大なる事件を明確に表現し,心に強く刻みこむ働きを持つ,ということが明らかになった。そしてある種の経済的交換,集団間の戦争,さらには社交や挨拶など直接には宗教と無関係の活動にまで儀礼という言葉の意味するところを広げ,これらの中に儀礼的要素を見いだし,もしくは儀礼的側面から理解しようとするようになった。…

【化粧】より

…主として顔およびその周辺の皮膚に色彩を施したり,光沢を付加したりする装身行為をさすが,広義にはボディ・ペインティングなどの身体装飾,抜歯や入墨などの身体変工を含めた装身行為をさす。また最近では,〈美容〉という言葉を化粧と同義に用いることもあるが,これは化粧だけでなく,化粧の予備行為を含んでいる。…

【身体装飾】より

… ボディ・ペインティングは最も手軽な身体装飾として熱帯地方の原住民をはじめとして広く行われている。鉱物性や植物性の顔料(白土,黄土,赤土,墨,植物の色汁など)を,獣脂で練ったりして用いる。全身あるいは身体の一部に彩色するが,顔面(とくにほお),胸,胴体部などが多い。…

【名】より

…〈恥〉や〈罪〉は,それぞれの文化を背負った人々が概念化し,その特殊な概念に名を与えたものである。 時間,空間,色などに関する名は,名付ける側の文化的規定性と名付けられる対象自体の性質の中間に成立するものであろう。たとえば,時間そのものは連続的なものであり,それをどのように分節するかによって異なった概念および名が出現する。…

【五蘊】より

…サンスクリットでは,パンチャ・スカンダpañca‐skandhaという。生命的存在である〈有情(うじよう)〉を構成する五つの要素すなわち,色(しき),受(じゆ),想(そう),行(ぎよう),識(しき)の五つをいう。このうち(ルーパrūpa)には,肉体を構成する五つの感覚器官(五根)と,それら感覚器官の五つの対象(五境)と,および行為の潜在的な残気(無表色(むひようしき))とが含まれる。…

【仏教】より

…前者は南伝,後者は北伝の資料に基づく計算であるが,目下のところ,いずれかに正否を断定できる資料はない。
[宗教的特色]
 釈迦在世時のインドでは,正統派の宗教家たるバラモン(婆羅門)と並んで,沙門(しやもん)(シュラマナ)と呼ばれる多種多様な宗教家,思想家がおり,なんらかの方法で輪廻(りんね)からの解脱を求めて修行し,またその道を説いていた。釈迦もまた,この出家遊行して乞食によって生活する沙門の道を選び,また修行方法として,身心を苦しめ鍛えて超能力を得る苦行の代りに,精神の統一,安定によって真理を直観する禅定(ヨーガと同じ)を採用した。…

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