精選版 日本国語大辞典 「渡海造」の意味・読み・例文・類語
とかい‐づくり【渡海造】
とうかい‐づくり【渡海造】
- 〘 名詞 〙 「とかいづくり(渡海造)」の変化した語。
- [初出の実例]「廿五段のとうかいづくり、金物づくめに七百余騎四十八丁櫓を立て」(出典:浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)一)
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...