渡烏(読み)ワタリガラス

精選版 日本国語大辞典 「渡烏」の意味・読み・例文・類語

わたり‐がらす【渡烏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 空を渡っていく烏。ねぐらへ帰る烏。
    1. [初出の実例]「折も折とてかしましく、渡り烏か知らねども」(出典:歌舞伎・彩入御伽草(1808)辻堂の場)
  3. カラス科の鳥。全長五〇~六五センチメートル。カラス科では最も大きい。全身黒色で喉の羽毛が長い。北半球に広く分布するが、日本では冬季、北海道オホーツク海沿岸に少数渡来し、打ち上げられた魚などを食べているのが見られる。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む