渡辺慧(読み)ワタナベ サトシ

20世紀日本人名事典 「渡辺慧」の解説

渡辺 慧
ワタナベ サトシ

昭和・平成期の物理学者 ハワイ大学名誉教授。



生年
明治43(1910)年5月26日

没年
平成5(1993)年10月15日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部物理学科〔昭和8年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和15年〕

経歴
昭和8〜11年フランスへ留学。12年ドイツに転じ、ライプツィヒ大学でハイデンベルクに師事。15年「五次元の場の理論」を発表。同年東京帝国大学助教授に就任、21年退官して清水幾太郎らと二十世紀研究所を設立。24年立教大学教授を経て、25年渡米、IBM主任研究員、ハワイ大学教授、国際科学哲学アカデミー副会長などをつとめる。48年国際時間学会会長として、日本で第2回世界大会を開催。著書に「時」「場の古典論」「知識と推測」「認識とパタン」「生命と自由」「原子党宣言」「時間と人間」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺慧」の解説

渡辺慧 わたなべ-さとし

1910-1993 昭和-平成時代の物理学者。
明治43年5月26日生まれ。寺田寅彦(とらひこ)門下。理化学研究所員,東京帝大助教授から,昭和24年立大教授。25年渡米し,エール大などをへてハワイ大教授となる。48年国際時間学会会長。素粒子の時空対称性研究の基礎をきずき,情報理論,認知科学新領域にもとりくんだ。平成5年10月15日死去。83歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「時間」「知識と推測」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「渡辺慧」の解説

渡辺 慧 (わたなべ さとし)

生年月日:1910年5月26日
昭和時代;平成時代の物理学者。ハワイ大学教授;国際時間学会会長
1993年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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