渡辺明(読み)ワタナベアキラ

デジタル大辞泉 「渡辺明」の意味・読み・例文・類語

わたなべ‐あきら【渡辺明】

[1984~ ]将棋棋士。東京の生まれ。平成16年(2004)に初タイトルの竜王獲得すると、平成20年(2008)には初代永世竜王資格を獲得。令和2年(2020)には名人となった。タイトル獲得31期は歴代4位。永世竜王。永世棋王

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺明」の解説

渡辺明 わたなべ-あきら

1984- 平成時代の将棋棋士。
昭和59年4月23日生まれ。平成6年小学4年のとき小学生名人戦を史上最年少で優勝。同年奨励会入会。所司和晴門下。12年4段,中学生棋士となる。15年王座戦でタイトル初挑戦。16年森内俊之をくだし竜王のタイトルを獲得。17年度には優秀棋士賞,最多勝利賞を受賞し,史上最年少9段となる。20年竜王位5連覇を達成して同棋戦史上初の永世竜王の資格を獲得。23年羽生善治の王座20連覇を阻み王座位を獲得。24年竜王位9連覇。25年朝日杯将棋オープン戦優勝。同年棋王位も奪取して三冠となる。東京都出身。聖学院高卒。

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知恵蔵mini 「渡辺明」の解説

渡辺明

将棋棋士。1984年4月23日、東京都葛飾区生まれ。2000年4月、15歳で四段に昇段、プロデビューを果たし、史上4番目の中学生棋士となった。03年9月、「第51回王座戦」において、王座保持者であり一回り以上年上の羽生善治と対局したが、惜敗した。同年、将棋大賞の新人賞を受賞。2004年、「第17期竜王戦」を弱冠20歳で制し、竜王位を獲得。05年、史上最年少にして九段となる。08年、「第21期竜王戦」を制し、初代永世竜王の資格を取得した。13年3月、挑戦者決定リーグで6戦全勝し「第62期王将戦」への初挑戦で優勝、王将位を獲得した。

(2013-3-11)

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