精選版 日本国語大辞典 「渭水盆地」の意味・読み・例文・類語 いすい‐ぼんちヰスイ‥【渭水盆地】 渭水流域の盆地。中国古代文明の中心の一つで秦・漢以来は「関中」とよばれた。天水、宝鶏、咸陽(かんよう)、西安等の都市がある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「渭水盆地」の意味・わかりやすい解説 渭水盆地 (いすいぼんち)Wèi shuǐ pén dì 中国,陝西省中部渭水流域に広がる盆地。黄土高原,秦嶺にさえぎられた陥没盆地で,東西300km,南北平均100km。関中,渭河平原ともいう。関中の語は戦国末には使われ,東の函谷関,西の散関,北の蕭関,南の武関に囲まれた地域をさす。八百里秦川と形容され,周の国都鎬京(こうけい),秦の咸陽や阿房宮などが建設されてから,歴代の首都が置かれ,政治経済の中心として発展してきた。執筆者:駒井 正一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by