デジタル大辞泉 「浮出る」の意味・読み・例文・類語 うき・でる【浮(き)出る】 [動ダ下一]1 表面に浮いて現れる。「汗が額に―・でる」2 模様・形などが、周囲や背景から浮き上がったようにはっきり見える。「青空の中に雪の頂が―・でる」[類語]浮き出す・湧き出る・吹き出る・吹き出す 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「浮出る」の意味・読み・例文・類語 うき‐・でる【浮出】 〘 自動詞 ダ下一段活用 〙① 表面に現われる。浮かび出る。[初出の実例]「粗末な額縁の中にはあらゆる幼時の美しい幻が畳み込まれて居て、折にふれては画面に浮出る」(出典:森の絵(1907)〈寺田寅彦〉)② 文字、模様、形などが、下地や背景から区別されてはっきり見える。[初出の実例]「奇巖の屹(きっ)と亮(あきら)かなる空気の中に黒く浮き出て居る向ふに」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例