湯原宿
ゆのはらしゆく
[現在地名]七ヶ宿町 湯原
七ヶ宿街道七宿場のうち最西端にあり、出羽一三大名の参勤交代、城米輸送、出羽三山詣の往来で賑った。出羽国村山郡楢下(現山形県上山市)へは金山峠(標高六三三メートル)を越え三里一二町・本荷一三七文、同置賜郡新宿(現東置賜郡高畠町)へは二井宿峠を越え二里・本荷六四文の路程にある。古くより交通の要衝で、伊達家八代の宗遠をはじめ、藩祖政宗に至るまで出羽国の長井・米沢などの勢力を攻略するうえで重要な役割を果した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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