精選版 日本国語大辞典 「湯坐」の意味・読み・例文・類語
ゆえ ゆゑ【湯坐】
〘名〙 (「ゆ(湯)うゑ(据)」の変化したものか) 令制前、貴人の産児に湯をつかわせる役の女性。また、皇子・皇女の養育者をもいう。湯殿に奉仕する人の意ともいう。大湯坐(おおゆえ)、若湯坐(わかゆえ)があった。湯坐人(ゆえひと)。
※書紀(720)雄略三年四月「栲幡皇女(たくはたのひめみこ)と湯人の廬城部連武彦とを譖(しこ)ぢて曰はく〈略〉〈湯人、此をば臾衛(ユヱ)と云ふ〉」
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