湯島二丁目
ゆしまにちようめ
[現在地名]文京区湯島一丁目
明治一九年(一八八六)に神田区宮本町(現千代田区)のうち六千余坪の地が本郷区に編入された際に成立。幕末には当地は湯島聖堂の敷地であった。寛文新板江戸絵図では当地付近に湯島二丁目とあり、同一丁目の北西に続く中山道の町屋であった。一帯は天和二年(一六八二)のお七火事で全焼、翌三年、湯島二丁目のうち中山道の南側は御用地に召上げられた(神田明神下ほかに代地)。召上地は地割棟梁方の作場となり、元禄三年(一六九〇)には上野忍ヶ岡から移転してきた聖堂用地となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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