湯檜曾(読み)ゆびそ

改訂新版 世界大百科事典 「湯檜曾」の意味・わかりやすい解説

湯檜曾[温泉] (ゆびそ)

群馬県北部,利根郡みなかみ町の旧水上町にある温泉。単純泉,65~71℃。谷川岳南麓の利根川本・支流沿いにある水上温泉郷の一つで,湯檜曾川河畔にある。室町初期,安倍孫八郎貞次の発見と伝えられ,古くから三国街道(現,国道17号線)の旅人に親しまれてきた。1931年清水トンネルが完成し,上越線全線開通してから急速に発展した。湯量が豊富で共同浴場もある。静養に適し,谷川岳登山,奥利根探勝の基地で,冬季スキーも楽しめる。JR上越線湯檜曾駅からの便がよい。
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関連語 榊原

百科事典マイペディア 「湯檜曾」の意味・わかりやすい解説

湯檜曾[温泉]【ゆびそ】

群馬県みなかみ町,水上温泉郷の温泉。含食塩重炭酸泉。58℃。15世紀に安倍氏が発見したという。谷川岳南東麓,湯檜曾川河畔に旅館が並び,上越線が通じ新清水トンネル南口にある。上信越高原国立公園一部
→関連項目水上[町]

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