満正寺(読み)まんしようじ

日本歴史地名大系 「満正寺」の解説

満正寺
まんしようじ

[現在地名]倉吉鍛冶町一丁目

打吹うつぶき山北西麓に位置し、曹洞宗。透関山と号し、本尊釈迦如来。倉吉荒尾氏の菩提寺で、元禄(一六八八―一七〇四)頃と推定される倉吉古地図(倉吉町誌)には鍛冶かじ町南側に寺が描かれ、「満照寺」「荒尾菩提寺」とみえる。元禄四年荒尾志摩が建立、倉吉荒尾氏初代の嵩就の戒名満正院を寺号としたと伝える。しかし「因府年表」寛文九年(一六六九)八月一九日条には、「荒尾祐心嵩就卒去。享年七拾八歳。法名透関院。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android