満腔(読み)まんくう

精選版 日本国語大辞典 「満腔」の意味・読み・例文・類語

まん‐くう【満腔】

〘名〙 (「くう」は「腔」の慣用よみ。正しくは「こう(かう)」) =まんこう(満腔)
歌舞伎独道中五十三駅(1827)二幕「姿は仮りに、ありありと、雲に跨り、満腔(マンクウ)の楽しみ」

まん‐こう ‥カウ【満腔】

〘名〙 からだじゅうに満ちていること。また、からだ全体。胸いっぱい。満身
翁問答(1650)下「只満腔(マンカウ)満目一貫、皇極神理ばかりなり」 〔近思録道体

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デジタル大辞泉 「満腔」の意味・読み・例文・類語

まん‐こう〔‐カウ〕【満×腔】

からだじゅう。満身。「満腔敬意を表する」
[補説]「まんくう」と読むのは誤り。

まん‐くう【満×腔】

まんこう(満腔)」の誤読

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