満腔(読み)マンコウ

デジタル大辞泉 「満腔」の意味・読み・例文・類語

まん‐こう〔‐カウ〕【満×腔】

からだじゅう。満身。「満腔敬意を表する」
[補説]「まんくう」と読むのは誤り。

まん‐くう【満×腔】

まんこう(満腔)」の誤読

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「満腔」の意味・読み・例文・類語

まん‐くう【満腔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くう」は「腔」の慣用よみ。正しくは「こう(かう)」 ) =まんこう(満腔)
    1. [初出の実例]「姿は仮りに、ありありと、雲に跨り、満腔(マンクウ)の楽しみ」(出典歌舞伎独道中五十三駅(1827)二幕)

まん‐こう‥カウ【満腔】

  1. 〘 名詞 〙 からだじゅうに満ちていること。また、からだ全体。胸いっぱい。満身。
    1. [初出の実例]「只満腔(マンカウ)満目一貫、皇極神理ばかりなり」(出典:翁問答(1650)下)
    2. [その他の文献]〔近思録‐道体〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android