皇極(読み)こうきょく

精選版 日本国語大辞典 「皇極」の意味・読み・例文・類語

こう‐きょくクヮウ‥【皇極】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 政治根本である、かたよりのない中正の道。大中至正の道。
    1. [初出の実例]「七十二君。皇極之猷可験」(出典経国集(827)二〇・紀真象対策文)
    2. 「そのすすむるところの善、皇極(クヮウキョク)至善にあらず」(出典:翁問答(1650)下)
    3. [その他の文献]〔書経‐洪範〕
  3. 天皇の位。帝位。〔干宝‐晉紀総論〕

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普及版 字通 「皇極」の読み・字形・画数・意味

【皇極】こう(くわう)きよく

治世要道洪範九疇の一。〔書、洪範〕五、皇極。皇(きみ)其の極をて、時(こ)の五を斂(あつ)め、用(もつ)て(あまね)く厥(そ)の庶民に錫(たま)ふ。

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