準的(読み)ジュンテキ

デジタル大辞泉 「準的」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐てき【準的】

まと。めあて。めど。標準
府県藩政の―にもなる可きを」〈新聞雑誌四〉

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精選版 日本国語大辞典 「準的」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐てき【準的・准的】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まと。めあて。めど。また、標準や基準にすること。同格のものとして価値づけること。
    1. [初出の実例]「平皐之戈空挟。準的応知虚室之盃方傾、斟酌豈惑」(出典本朝文粋(1060頃)三・詳春秋〈大江以言〉)
    2. 「過去現在未来の諸仏と称すといへども、凡夫の三世に準的すべからず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)見仏)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐賈彪〕
  3. 定まらないこと。確定的でないこと。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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普及版 字通 「準的」の読み・字形・画数・意味

【準的】じゆんてき

まと。〔抱朴子、広譬〕準陳(つら)ねらるれば、則ち(りうてき)焉(ここ)に赴き、美名れば、則ち謗(ばうとく)攻む

字通「準」の項目を見る

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