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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…堅木(かたぎ)(カシなど)の長方形の台にV形の穴と溝を作り,この溝にはめた刃物で材面を平滑に削る木工用の道具。刃物を台中に包んだ形から鉋の字があてられるが,平滑に削るという意味で欧米ではプレーンといい,古代中国では準(じゆん)ともいった。現在の台鉋が日本にあらわれたのは16世紀後半といわれるが,それ以前は長い柄の先に笹葉状の穂先をつけたやりがんな(鉇)が,加奈(かな)または加牟奈(かんな)の名で仕上削りに広く用いられていた。…
…音律を好み音色を知り,十二律を研究。それまでの管による十二律算定法の不合理を悟り,延寿の律説を拡充して弦による音律測定器を考案,準と名づけた。三分損益法による定律法では,第13律が第1律の黄鐘(おうしよう)のオクターブより上方にずれる(西洋のピタゴラス・コンマ(24セント)と同じ)ことを実証し,この誤差を縮小するために三分損益をくり返して第60律まで求め,各律に名称を与えた。…
※「準」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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