溶湯鍛造(読み)ようとうたんぞう(英語表記)forging cast process

世界大百科事典 第2版の解説

ようとうたんぞう【溶湯鍛造 forging cast process】

溶融金属が凝固する際に引け巣や気泡が発生するのを,凝固と同時に鍛造することによって防止する方法。高圧凝固鋳造法,半融鍛造法とも呼ばれる。鋳型内に注入された金属が完全に溶けている状態(液相)あるいは半溶融状態(液相と固相が共存)で,プレスによる機械的高圧力を加えて製品を成形し,凝固が完了するまで加圧を続ける。この方法によって機械的性質がすぐれ,寸法精度のよい,緻密な鋳肌の製品を歩留りよく製造できる。1930年代にソ連において研究が開始された方法で,軽合金,銅合金,一部の鉄鋼にも適用されており,現在は大型軽合金部品,耐圧青銅部品,フランジ鋳物などの生産に使用され,将来さらに発展すると期待されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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