滅尽(読み)メツジン

デジタル大辞泉 「滅尽」の意味・読み・例文・類語

めつ‐じん【滅尽】

[名](スル)ほろんでなくなること。また、ことごとくほろぼすこと。
心中の弱処病処の一時に―するを覚えたり」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「滅尽」の意味・読み・例文・類語

めつ‐じん【滅尽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほろびつきること。めちじん。
    1. [初出の実例]「皆得快楽、譬如比丘得滅尽三昧」(出典往生要集(984‐985)大文二)
    2. 「衆多の人民漸く滅尽(メツジン)して一人も留り難し」(出典:私聚百因縁集(1257)三)
    3. [その他の文献]〔李白‐把酒問月詩〕
  3. 物を形跡をとどめないほどに消滅させること。
    1. [初出の実例]「人の権利義務に関する証書類を毀棄滅尽したる者は二月以上四年以下の重禁錮に処し」(出典:刑法(明治一三年)(1880)四二四条)

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普及版 字通 「滅尽」の読み・字形・画数・意味

【滅尽】めつじん

たやす。

字通「滅」の項目を見る

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