精選版 日本国語大辞典 「潜龍」の意味・読み・例文・類語 せん‐りょう【潜龍】 〘 名詞 〙 ( 水中にひそみ隠れていて、まだ天に昇らない龍の意から ) しばらく帝位につくのを避けている人。また、まだ世に出る機会を得ていない英雄、豪傑。せんりゅう。[初出の実例]「飛鳥の清原(きよみはら)の大宮に大八州御(しら)しめしし天皇の御世に曁(およ)びて、潜龍(せんりょう)元を体し、雷(せんらい)期に応じき」(出典:古事記(712)序)[その他の文献]〔易経‐乾卦〕 せん‐りゅう【潜龍】 〘 名詞 〙 =せんりょう(潜龍)[初出の実例]「疳を抑へて、潜龍(センリウ)無レ用と忍むでゐる」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例