火焔太鼓(読み)カエンダイコ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「火焔太鼓」の意味・わかりやすい解説

火焔太鼓(落語)
かえんだいこ

落語。道具屋の甚兵衛が市(いち)で汚れた太鼓を一分(いちぶ)で買ってくると、女房が「そんなものを一分で買や一分まる損だ」と小言をいう。甥(おい)の定吉がおもしろがってほこりをはたき、たたいているところへ侍(さむらい)がやってきて、「殿(との)がお通りのところ太鼓の音を聞かれ、どのような太鼓か見たいと仰せられるからお屋敷まで持参いたせ」という。甚兵衛はびっくりしながらおそるおそる太鼓を持って行くと、これなるは火焔太鼓という名器であると300両で買い上げられた。喜んだ甚兵衛が家に帰ってお金を出す。女房の「もうかるねぇ。なんでもかまわないからこれからは音のするものに限るねぇ」に甚兵衛が「今度は半鐘を買ってきて、たたき売って……」とこたえると女房が「半鐘はいけないよ、おじゃんになる」。江戸時代から伝わる軽妙な作品だが、初代三遊亭遊三の演出を聞き覚え、それを練り直した5代目古今亭志ん生(ここんていしんしょう)の所演が、昭和落語の代表的名演の一つであった。

[関山和夫]


火焔太鼓(大太鼓)
かえんだいこ

→大太鼓

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「火焔太鼓」の意味・わかりやすい解説

火焔太鼓
かえんだいこ

「大太鼓」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む