ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「灰十字石」の意味・わかりやすい解説 灰十字石かいじゅうじせきphillipsite 沸石族の鉱物。単斜晶系。 (Ca,Na2,K2)2.5Al5Si11O32・12H2O~(Ca,Na2,K2)3.5Al7Si9O32・12H2O 。比重 2.2,硬度4~4.5。無色,白,黄,桃色でガラス光沢をもつ半透明な鉱物。灰十字沸石とも呼ばれる。水に溶けたナトリウム,カリウム,カルシウム,マグネシウムイオンと結晶中の陽イオンとが容易に交換する能力がある。そのため硬水を軟水に変えるのに用いることがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by