災害救助犬(読み)サイガイキュウジョケン

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

災害救助犬

地震で倒壊した家屋の下敷きになった人の捜索などに当たる犬。生存者を捜すため遺体捜索は基本的に行わない。日本では阪神大震災でスイス隊が活動して以降、知名度が高まった。07年の新潟県中越沖地震など国内に限らず、海外で捜索に当たるケースもある。9月のインドネシア・スマトラ沖地震や08年の四川大地震では、国際緊急援助隊として災害救助犬が捜索に当たった。日本災害救助犬協会によると、国際的な認定基準の一つとして国際救助犬連盟の認定があるという。

(2009-10-11 朝日新聞 朝刊 富山全県 1地方)

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大辞林 第三版の解説

さいがいきゅうじょけん【災害救助犬】

災害時や雪山での遭難の際、嗅覚を用いて行方不明者の捜索を行えるよう特別に訓練された犬。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

災害救助犬
さいがいきゅうじょけん

地震や土砂くずれ、雪崩(なだれ)などの自然災害やさまざまな事故による不明者を、嗅覚で探し出すように訓練された犬。警察犬が特定の個人の臭いを追跡するのに対し、災害救助犬は空気中に浮遊する不特定多数の臭いを探知するように訓練される。
 災害救助犬の育成は、全国災害救助犬協会、ジャパンケネルクラブ、日本救助犬協会、日本レスキュー協会などのほか、都道府県レベルの協会でも行われている。国内の災害への派遣のほか、2008年(平成20)5月に起きた中国・四川(しせん)大地震後の倒壊家屋の不明者捜索にも、3頭の災害救助犬が派遣されている。[編集部]

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