点床(読み)チョボユカ

精選版 日本国語大辞典 「点床」の意味・読み・例文・類語

ちょぼ‐ゆか【点床】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の劇場で、義太夫節を語る太夫と三味線ひきがすわる床をいう俗称。舞台の上手に位置し、出語り以外は簾がかけられている。
    1. [初出の実例]「チョボ床(ユカ)へ上る急な梯子の下から」(出典冷笑(1909‐10)〈永井荷風〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android