無告(読み)ムコク

デジタル大辞泉 「無告」の意味・読み・例文・類語

む‐こく【無告】

《「書経」大禹謨から》苦しみを訴える相手のないこと。また、その人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無告」の意味・読み・例文・類語

む‐こく【無告】

  1. 〘 名詞 〙 自分の苦しみを表現したり誰かに告げ訴えたりすることができないこと。また、その者。多く身寄りのない人や、下層人民などにいう。無告の民。
    1. [初出の実例]「上由矦王、降及無告編戸之氓」(出典:竹居清事(1455頃)石浮図銘為祥雲院殿)
    2. [その他の文献]〔書経‐大禹謨〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「無告」の読み・字形・画数・意味

【無告】むこく

訴えるすべのない者。〔孟子、梁恵王下〕(鰥寡(かんか)孤独)、此の四は、天下の窮民にして、ぐるところ無きなり。

字通「無」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む