無足類(読み)ムソクルイ

デジタル大辞泉 「無足類」の意味・読み・例文・類語

むそく‐るい【無足類】

無足目両生類総称外形ミミズに似て多数の体節状の輪がある。アシナシイモリとも。尾がないか、あっても短い。ほとんどは地中にいるが、水生のものもある。中南米アジアアフリカ熱帯地方分布。はだかへび。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「無足類」の意味・わかりやすい解説

無足類(硬骨魚綱)
むそくるい
[学] Apodes

硬骨魚綱Osteichthyesの真骨類Teleosteiに属するウナギ目Anguilliformesと同義。この類は腹びれ(足に相当する)がないことで無足類とよばれていたが、現在ではこの呼称はほとんど使用されていない。

[尼岡邦夫 2015年9月15日]


無足類(両生綱)
むそくるい
caecilian

両生綱無足目Apoda(または裸蛇(らだ)目Gymnophiona)に属する一群動物四肢がないためアシナシイモリとよばれる。熱帯の森林内で地中または水中生活をする。

倉本 満]

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世界大百科事典(旧版)内の無足類の言及

【アシナシイモリ】より

…形態が太いミミズそっくりの原始的な両生類で,アシナシイモリ目Gymnophionaの総称。6科約163種が世界の熱帯地方に広く分布し,無足類の別名がある。アシナシイモリ類は円筒形で細長く,まったく四肢を欠き腰帯の痕跡すらなく,左肺が退化して右肺のみ発達している。…

※「無足類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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