焼き玉エンジン(読み)やきだまエンジン

精選版 日本国語大辞典 「焼き玉エンジン」の意味・読み・例文・類語

やきだま‐エンジン【焼玉エンジン】

  1. 〘 名詞 〙 ( エンジンは[英語] engine ) 二サイクル内燃機関一つシリンダー上部にある鋼鉄製の焼玉を熱し、これに重油などの燃料を噴射させて爆発させる機関。構造が簡単で取り扱いが容易、安価に使用できるので、漁船や小型貨物船などに利用された。焼玉機関。〔交通(1948)〕
    1. [初出の実例]「密輸入に使用した焼玉エンジンのポンポン船が」(出典:君の名は(1952‐54)〈菊田一夫〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android