翻訳|aerosol
気体を分散媒とし、固体や液体の微粒子を分散質としているコロイド分散系である。エアロゾルまたはエーロゾルともいう。液体が分散質となっている場合は霧であり、固体の微粒子が分散しているのが煙である。通常は安定性がよくないので、放置すると粒子の沈降、凝集がおこる。汚染大気中にみられるいわゆるスモッグは、浮遊性の粒子状物質を含む一種の煙霧質である。
煙霧質ははっきりしたチンダル現象を示す。ヒドロゾルとの大きな相違点として、荷電による分散系の安定化がほとんどないことがあげられる。分散している粒子もかならずしも荷電をもっていない。このために煙霧質を短時間で捕集するためには、高電圧をかけた電場のなかを通過させて、電極上に分散粒子を集めてしまうコットレル集塵機がよく用いられる。煙霧質の捕集にはこのほかにもいろいろな方法があり、特殊な紙で濾過(ろか)したりする。粒径により分画して捕集するにはアンダーセンサンプラーなどが用いられることもある。
[山崎 昶]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
[同義異語]エーロゾル
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…気体中に固体または液体の細滴が分散した系で,煙霧質,エアロゾルともいう。固体分散系にはちり,煙,液体分散系には霧,もや,雲なども含まれる。…
※「煙霧質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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