照名寺(読み)しようみようじ

日本歴史地名大系 「照名寺」の解説

照名寺
しようみようじ

[現在地名]立山町浦田

高野山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。貞享二年寺社由緒書上によると、享禄元年(一五二八)浄誓の建立とされる。一説には昔、宗右衛門なる者が真言宗に帰依し、照名坊宗徹と称し、その後仏生寺ぶつしようじ(現舟橋村)城主細川氏が七堂伽藍を建立して一二坊を置き、照名坊はその主座を勤めたという。明徳二年(一三九一)照名坊宗照が井波いなみで本願寺五世綽如に会い、浄土真宗に帰依し、高野山照名寺の称号を受けたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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