燃料電池車(読み)ネンリョウデンチシャ(英語表記)Fuel Cell Vehicle

デジタル大辞泉 「燃料電池車」の意味・読み・例文・類語

ねんりょうでんち‐しゃ〔ネンレウデンチ‐〕【燃料電池車】

燃料電池FC)を搭載した自動車ガソリンが不要で、走行中に二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しないため、脱炭素対策として期待される。燃料電池自動車FCV(fuel cell vehicle)。FCEV(fuel cell electric vehicle)。FC自動車。→電気自動車ハイブリッドカー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「燃料電池車」の解説

燃料電池車(FCV)

燃料水素と空気中の酸素との化学反応で発電し、モーターを回して走る車。電気自動車(EV)と同様に走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しないが、EVより燃料の補充にかかる時間が短い上に航続距離は長い。2014年にトヨタ自動車が世界で初めて一般向けの燃料電池車「ミライ」を発売した。水素を補充する水素ステーション整備が進んでいないことが普及の壁となっている。

更新日:


燃料電池車(FCV)

水素と酸素の化学反応で電気を発生させモーターを動かして走る車。電気自動車(EV)と同様に走行中に二酸化炭素(C〓(Oの横に小文字の2))を排出しないが、EVに比べて航続距離が長いのが強み。2014年にトヨタ自動車が世界で初めて一般向けの燃料電池車「ミライ」を発売した。燃料となる水素を補充する水素ステーションの整備が進んでいないのが課題となっている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「燃料電池車」の解説

燃料電池車

搭載した燃料電池で水素と酸素を化学反応させて発電し、その電力でモーターを回して走行する車。FCVと略される。走行中は二酸化炭素を始めとする環境に有害な排気ガスを出さず、水だけを排出することから、ハイブリッド車(HV)よりも進んだ「究極のエコカー」と称されている。2014年6月、トヨタ自動車が世界に先駆けて、同年度内に日本国内で一般向け販売を始めることを発表した。この他、本田技研工業が15年、日産自動車が17年にFCV量産車の投入を計画している。

(2014-6-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android