残光(読み)ザンコウ

デジタル大辞泉 「残光」の意味・読み・例文・類語

ざん‐こう〔‐クワウ〕【残光】

消え残っている光。多く、日没後なお空に残っている光をいう。残照
ルミネセンス能力を有する物質刺激を与えるとき、その刺激を除いても、なお光を発する現象燐光体りんこうたい蛍光体でみられる。
[類語]入り日夕日西日落日落陽斜陽夕影夕映え夕日影残照残映夕焼け朝日

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精選版 日本国語大辞典 「残光」の意味・読み・例文・類語

ざん‐こう‥クヮウ【残光】

  1. 〘 名詞 〙 夕日が沈んだ後も雲や山などに映っている光。入り日の光。夕日のなごり。残曛(ざんくん)。残照。
    1. [初出の実例]「銀燈院々暗残光、跡断春風響屧廊」(出典:北里歌(1786か))

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「残光」の意味・わかりやすい解説

残光
ざんこう
afterglow

低圧空気や低圧窒素ガスなどを放電管中で放電させて光らせると,放電を止めてもしばらくは特有の光を出して光っている現象。残光の大部分原因は,放電中にできた励起原子あるいは分子化学反応を起し,その際に余分のエネルギーを光として放出するものと考えられている。

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