爆燃(読み)バクネン

デジタル大辞泉 「爆燃」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ねん【爆燃】

爆発的に起こる燃焼。→爆轟ばくごう
ノッキング

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精選版 日本国語大辞典 「爆燃」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ねん【爆燃】

  1. 〘 名詞 〙 爆発に近い激しい燃焼をいう。

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百科事典マイペディア 「爆燃」の意味・わかりやすい解説

爆燃【ばくねん】

火薬類はそれ自体酸化剤を含んでいるため,燃焼に際し外部からの酸素供給を必要とせず,燃焼速度も大きい。特に一定の空間内で燃焼する際には薬面に沿っての炎の急速な伝搬によって点火が伝えられ,さらに燃焼速度が大きくなる。このような燃焼反応を爆燃という。火災の伝播速度が音速を超えると衝激波を伴って破壊力がさらに大きくなるが,その場合は爆轟(ばくごう)と呼んで区別することがある。
→関連項目火薬

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「爆燃」の意味・わかりやすい解説

爆燃
ばくねん

爆発

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世界大百科事典(旧版)内の爆燃の言及

【火薬】より

…一つは爆ごう(轟)(デトネーションdetonation)であり,他の一つはデフラグレーションdeflagrationである。デフラグレーションは日本では爆燃と訳されることが多いが,空気中の酸素の補給なしに進行する燃焼は爆発的でなくてもデフラグレーションと呼ばれる。爆ごうは衝撃波を伴った速い燃焼である。…

【爆発】より

…いずれの場合でも,起爆が生ずると高温の反応領域は周囲の未反応領域へ広がっていく。この伝播(でんぱ)形式は可燃性物質の種類,濃度および環境条件によって,爆燃(デフラグレーションdeflagration)と爆ごう(轟)(デトネーションdetonation)の二つに分かれる。 爆燃は本質的には可燃性混合気中の火炎伝播と同じ現象であり,圧力,密度,温度などの燃焼特性はすべて火炎面の前後で連続的で,圧力変化もほとんどなく,また火炎の移動も音速に比べてかなり低い。…

※「爆燃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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